“魔除け”をモチーフにしたレザーグッズとアートピースの展覧会が開催 #1 <日本皮革デザイン促進委員会>

こんにちは、編集長の川崎です。

1月のこちらのポストでご案内させていただいた「魔除け展」。3月半ばに開催が延期されましたが、一風変わった「魔除け」というモチーフが気になります。そちらを取材して参りました。

「創悦(そうえつ)」とは、日本の皮革技術を駆使したレザープロダクトがメインのアートブランド。歴史や文化、人々の暮らしなどにフォーカスし、伝統的で魅力的なアートピースをプロデュースしています。

コロナ封じ込めを願った「魔除け」

前回は「葛飾北斎」などをテーマにしてものづくりを行ってきましたが、この春のコレクションのテーマは「魔除け」

新御茶ノ水駅に隣接した「御茶ノ水ソラシティ」内の「ギャラリー蔵」にて3月8日から一般公開されました。


実はこの会場は、大正6年に建てられたという歴史的な建造物。長く周囲の地域住民に親しまれてきた蔵で、御茶ノ水の再開発によって、今の場所にギャラリー蔵として復元されました。

加えて、街中のウィンドウをジャックする形でもプレゼンテーションが披露されました。

今回の製品ラインナップは、コロナ禍の封じ込めを願ったものをメインに。
「角大師」「ドーマン セーマン」「海彦、山彦」、近年なじみ深い「アマビエ」など、古来から日本では魔除けのシンボルとして親しまれてきた数々のモチーフが登場。日本にはこんなにあったのですね!


またヌメ革を“絞り加工”で立体的に浮き上がらせた「鬼瓦」をあしらったバッグも展示されました。
朱赤と漆黒とのプレゼンテーションが、魔除けの持つおどろおどろしさを引き立てているようにも感じます。

まずは前編です。続きは後編にて。

創悦・#MAYOKE展 ~JAPAN LEATHRE×魔除け~