女性のお仕事バッグ調査データ、一挙公開!「リュック」の使用率がコロナ前の約3倍に増加

こんにちは、編集長の川崎です。

エシカルバッグブランドを展開する「FUMIKODA」が3年ぶりに、独自の「働く女性のお仕事バッグ調査」を実施。その結果が届きましたので、みなさまと共有させていただきます。ここまで本格的に、一ブランドがバッグについて調査することは少ないので、大変貴重なデータとなりました。

FUMIKODAのクリエイティブディレクターである幸田フミさんは、もともとIT関係のコンサルタントをされていたご経験もあり、このようなデータを元にしたものづくりに長けている方でもあります。業界でも有意義な資料として活用させていただきたいと思います。

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女性のお仕事バッグ、「リュック」の使用率がコロナ前の約3倍に増加。働く女性の26.2%、4人に1人以上がビジネスシーンでリュックを使用。
(2022年調査結果)

<調査の概要>
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~65歳 女性932名
集計期間:2022年1月21日~ 2月4日

<調査結果サマリー>

女性の26.2%、 約4人に1人がビジネスシーンでリュックを利用。 4年前の調査時は9%だったことから、 約3倍の使用率に。
お仕事バッグに求める要素は「軽さ」と「耐久性」。 前回調査と変化なし。
24.1%が「コロナ後、 仕事用バッグをプライベートでも使うようになった」と回答。
77%が「ビジネススタイルにもなじむスタイリッシュなリュックがあれば使用したい」と回答。

<調査結果>

●4人に1人以上の女性がビジネスシーンでリュックを利用

ビジネスシーンでどのようなバッグをよく使うのか?を質問したところ、 最も多かったのは「トートバッグ」(51.1%)で、「ショルダーバッグ」(36.2%)、 「リュックサック」(26.2%)、 「ハンドバッグ」(23.4%)と続きました。
2018年に当社が実施した「働く女性のお仕事バッグアンケート」では「リュックサック」は9%だったことから、 今回の調査で女性のビジネスシーンにおけるリュック需要が大きく伸びていることがうかがえます。

●お仕事バッグに求める要素は、軽さと耐久性

続いて、 お仕事バッグに求める要素について聞いたところ、「軽さ」(68.5%)、「耐久性」(59.5%)が、抜きんでて多く、他には、「肩に掛けられる」(44.2%)、「ポケットがついている」(44%)、「価格」(43.8%)などがあげられました。
毎日重いものを入れるに堪える耐久性と、 少しでも体の負担にならない軽さが求められていることがわかります。

●24.1%が「コロナ後、仕事用バッグをプライベートでも使うようになった」

パンデミックを経て、お仕事バッグの使用状況に変化があったかどうかについて質問したところ、 53.3%が「変わらない」と答えた一方で、 残りの半数が「変化があった」と感じています。 中でも、 24.1%がお仕事バッグをプライベートでも兼用して使うようになったと答えました。
4人に1人というこの数字を当社はとても重要な変化としてとらえており、 オンオフ使えるバッグが時代に求められていると考えます。

●77%が「ビジネススタイルにもなじむスタイリッシュなリュックがあれば使用したい」

「ビジネススタイルにもなじむスタイリッシュなリュックがあれば使用したいか」という具体的な質問に、 77%の方が「はい」と回答しました。 お仕事バッグに求める要素についての質問で「背負える」と答えたのが15.8%だったことからは、 予想しにくい数字です。
現在のバッグに満足していないと約半数の方が答えたのと併せて考えると、 「ビジネススタイルにもなじむ」リュックは、 隠れたニーズと言えるのではないでしょうか。

●主に使用しているバッグは実用的な中サイズ

主に使用しているバッグのサイズを聞いたところ、 ノートパソコンやA4書類が入る「中サイズ」(79.7%)、 A4書類は入らない大きさ小サイズ(19.6%)、 1泊旅行の荷物が入る大きさ(14.9%)となりました。
実に8割の回答者が中サイズの大きさのバッグを使用しているとのことでした。

●バッグに収納するものは、小物の他にノートPC、資料、ペットボトル

バッグにどんなものを収納するか聞いたところ、 スマホや財布などの小物を除くと、「水筒・ペットボトル」(55.3%)、「資料」(34.3%)、「ノートパソコン(13インチ以下)」(19.4%)、「ノートパソコン(14インチ以上)」(8.4%)、「ノートパソコン又はタブレット2台以上」(3.5%)となり、ノートパソコンを持ち歩く女性は3割以上にも上ることがわかりました。
それ以外にも、飲料や資料といった質量の大きいものを持ち歩いている女性が多いことがわかります。

●48.6%が、現在のバッグに満足していない

現在お使いのバッグについて、 満足しているかどうか調査したところ、 「はい」(51.4%)、「いいえ」(14.8%)、「どちらともいえない」(33.8%)となりました。
およそ半数が満足している一方で、 もう半数は満足していないということが明らかになりました。

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(引用ここまで)

932名もの女性へのアンケート結果ということで、大変説得力がありました。リュックが上位にのぼっているのは心底納得。パソコンを入れたバッグを肩掛けするのはなかなかにストレスです。

特に「バッグに求める要素」には、「軽さ」は想像できましたが「耐水性」や「耐久性」などが上位に来ていたのは少し驚きです。また「アイテムの探しやすさ」が上位だったということは、インナーが黒ではNGということです。。改めて勉強になりました。

コロナ後はお仕事バッグが売れないという声をたくさん聞きますが、女性たちも仕事の仕方、通勤が変わってきているだけに、バッグに求める要素を改めて考えて行かないといけないですね。

幸田さん、貴重なデータをありがとうございました。