日本の職人がつくるレザーブランドを発信!神戸「FREE SPIRITS(フリースピリッツ)」#1
こんにちは、川崎です。めちゃくちゃ久しぶりの更新になりました。
ここ半年くらいで取材してきた各地のショップやブランドをこの機会にご紹介したいという想いから、しばらくはFWPのバックナンバーをアップしていきたいと思います。
特に地方発の個性的でパワフルな企業が増えています。しばしお付き合いください。
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代表は経営コンサルタント会社と異色の出身
“プリンシプル(軸、本質)”をもった創り手にこだわり、国内のバッグや革小物ブランドを中心にセレクトする、株式会社プリンシプル(神戸市中央区元町通)。
オンラインショップ「フリースピリッツ」と、実店舗「フリースピリッツ」(神戸、大阪、西宮、福岡等)、また店舗の奥には自社工房も併設されています。
株式会社プリンシプルは、代表取締役の村田光俊さんが2013年に創業。前職ではコンサルティング会社で、経営とテクノロジーに関するコンサルティングに従事してきたという異色のキャリアの持ち主。
革もののオンラインショップとしては後発であるものの、職人の“想いと生き様”が表現されているブランドやアイテムを届けることに注力され、コロナ中も積極的に発信を続けたことで、今年度の売上は10億越えという驚きの成長ぶり。
村田さんにお聞きすると。
「世の中を見回すと、自分自身の存在意義を求めている人が増えていることを感じます。これからは自分の『プリンシプル(軸)』を持って生きる人をもっと増やしたいと考えた時、自分がずっと好きだった革製品を創る職人たちを思い浮かべました。彼らは常に本気でものづくりをし、製品からも品格を感じさせます。
そうした人が作る製品を所有してもらうことで、持つ人自身のプリンシプルが更に磨けるのではという想いから、職人が創る革小物のEC事業を立ち上げました。小売業の経験は初めてでしたが、“売れるもの”を探すのではなく、“自分たちが売る”と覚悟を決め、商品は買取り、正社員が販売する、など本気の覚悟で取り組みました。」と村田さんは話す。
国内発の個性派ブランドがラインナップ
製品の善し悪しを知るために、今まで300人以上の職人と会ってきた村田さん。
他のセレクトショップや百貨店などにも並んでいない、日本発の職人が手がけるブランドや製品を取り入れることを信条にしています。
「ビアベリー」「バルゾ」「リティスタ」「オットロッシ」など、若手クリエイターや職人たちが創り出す話題のブランドも多く、全部で150以上のブランドを有しています。
立ち上げの頃は一件ずつ飛び込みで出店を依頼してきとのことですが、持ち前のコミュニケーション力で一人一人と密な関係性を結び、信頼関係を作ってきた村田さん。
今はその職人からの紹介でスタートするブランドも少なくないとのこと。
「お話しをする時は、商品の知識やその背景にある想いをまず知ること。職人さんたちの商品への想いが表現されていることを、真摯に伝えたいと思っています」
と熱く語っていただきました。
Vol.2に続きます。
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フットウエアプレス誌から大幅加筆しました