東墨田中心に革づくりを行う「関東染革協同組合」がInstagramをスタート
こんにちは、川崎です。
墨田区の東側エリアは、ピッグスキンを中心としたタンナーが集積していることで知られています。
生産されているピッグスキンは、純国産の豚の“原皮”を使った「MADE in TOKYO」の革として、日本を代表する革となっています。
またタンナーだけでなく、染色や加工、革漉きなどを担う企業も多いことから、ここならではの専門的な職人・工房が集まっています。
この界隈では町ぐるみの生産体制を取り、分業だからこそ、手間暇かかるオーダーにも強いという、作り手にとって最適な環境が整っています。
この地区を中心に活動する、革に関わる作り手11社が集まる「関東染革協同組合」。
これまでは、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構が主催する「ジャパン・クリエーション」の合同展に出展したり、ピッグレザーのファッションショーなどに素材を提供したりしてきました。
毎シーズンピッグレザーを使って新しい素材を開発し、会場にてプレゼンテーションを行っています。
そしてこの春から、今まで積み上げてきた技術力やクリエイティビティをきちんと広く伝えていきたいとの理由から、公式Instagramを立ち上げることになりました。
組合員の方々が生き生き働く姿がアップされています。
また定期的にストーリーズなども活用し、若い世代にも認知してもらえるよう工夫しています。
理事長である株式会社カナメの佐久間社長によると、
「いままでは、技術力があってもなかなか私たちの存在を知ってもらえる機会が少なかった。
従来は“黒子”ではあったが、自分たちでもっと発信力を高め、クリエイターの方やものづくりの方と
積極的につながっていきたい。ぜひフォローをお願いします。」
と語っています。
私たちが普段食べている豚肉から出る皮は、立派な副産物。それを無駄にせず、クオリティの高いレザーとして生まれ変わらせてるのがタンナーの方々です。
東京が誇るメイドイントーキョーのレザー、ぜひ知ってください。