「東日本バッグ工業組合」のデジタル・ブランディング・プロジェクトがスタート。サイトリニューアルや展覧会開催

関東一円のバッグメーカーや革小物メーカーを組織する「東日本バッグ工業組合」は、ものづくりを広く業界の内外へとアピールするために、「デジタル・ブランディング・プロジェクト」をスタート。12月8日に東日本バッグ工業組合の会議室にて、記者発表が行われました。→詳しいプレスリリースはこちら

組合員自体にOEM生産の企業が多く、今までは“黒子”に徹していましたが、このプロジェクトを通じて積極的に国内の高品質なものづくりをアピールし、様々なユーザーや企業とのマッチングを生み出す狙い。

7月に東京都中小企業団体中央会の、令和4年度中小企業新戦略支援事業(団体向け)に係る特別支援「デジタル技術活用による業界活性化プロジェクト」の対象事業に選定され、東日本バッグ工業組合と株式会社博報堂のコンソーシアムが中心となって組成したチームが「東日本バッグ工業組合デジタルブランディングプロジェクト」を推進する運びとなりました。

プロデューサーには、エコノシスデザイン代表 中尾光孝さん、また展覧会のディレクターにはJOGO代表の新谷誠さんが起用されました。

コンセプトムービーとコンセプトブックの作成

このプロジェクトでは、東京のバッグ、革小物の物作り企業全体をブランディングするため、ブランド名を「BAG MAKERS TOKYO」(バッグメーカーズトーキョー)とし、ブランドロゴを新しくデザイン。また、デジタル施策を積極的に活用することで発信力を強めていくとのこと。職人たちの作業風景を盛り込んだコンセプトムービーやコンセプトブック、また公式サイトのリニューアルなども予定。SNS公式アカウントを開設して情報を発信していくとのことです。

facebookページはこちら
https://www.facebook.com/bagmakerstokyo

公式Instagramはこちら
https://www.instagram.com/bagmakerstokyo/

「TOKYO嚢物展」を銀座伊東屋B1ホールにて1月開催

来年1月27日(金)・28日(土)にはプロジェクトの集大成として、銀座伊東屋B1のインスピレーションホールにて、「TOKYO嚢物(ふくろもの)展」を開催。江戸時代を中心とした煙管入れや腰堤、早道など10点を展示予定です。

またプロダクトデザイナーの寺内ユミ氏による、江戸期の袋物にインスパイアされたウエストポーチやハンドバッグなどの作品も展示される。この展覧会はデジタル化したのち、オンラインミュージアムに収蔵されるとのこと。

東京発のものづくりが新しいジャンルと出会い、シナジーを生み出す展覧会です。お時間のある方はぜひ足をお運びください。