【編集長レポ】本社ごと郊外へ引っ越したアウトドアショップ「UNBY GENERAL GOODS STORE」<前編>
こんにちは。編集長の川崎です。
最近、コロナ下で首都圏から郊外に引っ越したお話しをちらほら聞くようになりましたが、この業界でも会社ごとお引越しというパターンも登場しました。
兵庫県三田市は大阪のベッドタウンとして知られていますが、郊外には豊かな自然が広がりアウトドアレジャーも盛んなところです。
ここはJR「新三田駅」から車で10分ほどの青野ダム・千丈寺湖。大阪市内からは一時間弱の近さでありながら、豊かな自然に囲まれ、アウトドアもさかんな場所です。
千丈寺湖畔にたたずむレトロな建物が「青野ダム記念館」。この場所が今年の5月に「アンバイ ジェネラルグッズストア」に生まれ変わりました。同時に大阪市内にあった本社も、コロナを機会にまるっとこの場所に引っ越しを完了しています。
株式会社アンバイは、「アッソブ」というアウトドアバッグブランドを提案する企業で、他にも「アンバイ ジェネラルグッズストア」の直営店では、キャンプ用品やメンズ服飾雑貨、ガーデン用品などを扱っています。
ここの店舗の広さは約150坪あまりで、アウトドアショップだけでなく、コーヒーやオリジナルのハンバーグ丼も楽しめる初の飲食店「アンバイ ボウルスタンド」も併設されています。
ここの大きな魅力は、広いテラスから一望できる青野ダムの絶景! 緑豊かな湖畔を眺めながら、ゆったりとベンチでくつろぐ人やサイクリングをする人、ダム湖でSUPをする人など思い思いのアクティビティが楽しめるのも魅力です。
青野ダム記念館は1980年代の後半に建てられ、地域の歴史的資料を展示してきた貴重な場所ではありましたが、利用者の減少で昨年6月に閉館が決定。
三田市が施設を再活用する事業者を公募していたところ、株式会社アンバイの代表取締役である富士松氏が手を挙げた形になりました。
店長の小林悠基さんにお話を伺います。
「社長の冨士松が長い間、大阪や兵庫県の郊外で物件を探していましたが、この建物に出会って『ここだ!』と直感したようです。
もともとスタッフは皆アウトドアが好きですし、ここなら販売にとどまらず、実際にキャンプやアクティビティを楽しめる“リアルな場”があるということが決め手になったと思います。みんな近所に引っ越してきました。
ランタンやシェラカップなど、“おうちキャンプ”を楽しめるような、インテリア感覚のアイテムもよく売れています。メスティンに入ったハンバーグ丼も売り切れるほど人気ですよ。」とのこと。
そのメニューもちょっと気になりますね。それはまた次回へ。
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フットウエアプレス6月号より加筆