【編集長レポ】本社ごと郊外へ引っ越したアウトドアショップ「UNBY GENERAL GOODS STORE」<後編>
こんにちは、編集長の川崎です。
さて「UNBY GENERAL GOODS STORE」の後編です。前編はこちら。
この夏は青野ダムの千丈寺湖で、SUPやサウナ、サイクリングなどで盛り上がったようです。ショップからの眺めも気持ちいいですね。
高い天井のロビーは前面がガラス張りで、景観とともにショッピングを楽しむことができます。
オリジナルバッグブランドの「AS2OV(アッソブ)」をはじめ、代理店ブランドの「MINIMAL WORKS(ミニマルワークス)」や「VERNE(ベルン)」、テントなどのキャンプ用品、調理器具、たき火のサイドテーブルなど本格的なアイテムを揃えられ、ベテランキャンパーの方も満足できる品揃え。
機能的で普段使いもできるアパレルやライフスタイル雑貨も豊富で、ファミリーやカップルで来店しても楽しめると思います。もちろんお馴染みの「アッソブ」のバックパックやリュック、トートバッグなども充実。
すでに、地元の方がふらりとコーヒーを飲みに来るなど、憩いの場にもなっているとか。
「6月からはすでに、大阪本社も店舗2階の事務所に移転して、スタッフも三田市に移住してきました。また、電動自転車の試乗会やサイクリングなど、体験型のアクティビティも強化していきます。
私自身もウッドデッキでテントサウナを張って、皆さんが体験できる企画をたくさん考えていこうと思います」と店長の小林さんは笑顔で話してくれました。
初めてのフード&カフェコーナー「UNBYボウルスタンド」も設けられ、地元三田市の米や野菜などを使ったオリジナルメニューを開発。名付けて、看板メニューの「UNBYボウル」。ハンバーグ丼がそのまま、アルミ製のオリジナルメスティンにどーんと入ったセットが大人気とのこと。もちろんメスティンは持って帰れるんです。
コロナで密を避けるアウトドアやキャンプが盛り上がっていますが、本社もまるごと郊外へと移転する動きが現れてきました。まだアパレルや服飾雑貨業界では少ないですが、いまは思い切ったチャレンジが支持される時代になってきたと言えそうですね。
加えて、働く人たちが生き生きと楽しそうにしていたのがとても印象的でした。サンプル製作のアトリエも併設されているので、ものづくりの光景を見ながら、ショッピングを楽しむというのもこれからの店舗の在り方なのかもしれません。
──
フットウエアプレス6月号より加筆