秋の台湾イベント 取材レポート2:日台合同ハンドメイドイベント「CONNECT ASIA(愛手創)」
こんにちは、コミュニケーションコンサルの川崎です。
ご挨拶まことに遅くなりましたが、明けましておめでとうございます!
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。今年はもう少しこまめに更新できるように頑張ります!
地方や海外にももっと旅して、いまマーケットで起こっているリアルをお届けできればと思います。
・
さて昨年の「MUJI無印良品 台湾松高旗艦店」のイベントレポートにひきつづき、もうひとつの日台合同ハンドメイドイベント「CONNECT ASIA(愛手創)」をお届けします。
同時期に、台北市中正区にある商業・文化施設「華山1914文創園区」において、CONNECT ASIA主催の「2024愛手創国際手作設計節」が開催されました。
ここは日本統治時代の1914年頃に作られた、酒造工場跡地をリノベしておしゃれに活用したイベント施設。ツタが絡まりレトロな雰囲気が台湾の人々に愛されています。こういうリノベーションは台湾では本当に上手🧡
アジアから五カ国(台湾、香港、タイ、韓国、日本)のハンドメイド作家が一同に集まり、バッグやアパレル、アクセサリー、陶器、アート作品など、計250弱のブースが出展しています。
なんと、3日間あわせて2.2万人を集客するという、台湾でも認知度の高いハンドメイドフェスティバルに成長しました。2018年から年2回のペースで開催され(コロナ禍では延期)、今回は今までで最大規模とのこと。
ショップだけでなく、人気作家による各種ワークショップが開催されたり、会場中央には飲食ブースが設けられたりと、若い世代を中心にアツい空気感が漂ってめちゃくちゃ楽しそうです。
各国ブースのつくりが少しずつ異なっているのも、その国の雰囲気を味わえて魅力的です。
また、各店からのQR決済やカード決済に対応するブースは、主催者のほうで決済コーナーを設けるという工夫がなされていて驚きです。出店者側もビジターも双方がスムースに楽しめますね。
こちらの展示会に出展するには審査が必要ですが、リピーターは50%ほど。日本から個人の作家がおひとりで参加し、海外出展を重ねて自信をつける人も少なくないとのこと。女性のクリエイターさんが積極的に出展して、言葉はスマホでやりとりしてどんどんコミュニケーションしていました。
個人だけでなく、海外展開の足がかりをつかみたいという日本企業も出展しています。そちらは、個人作家とは別枠でブースが設けられ少しサイズも大きめ。
中小企業にとって負担が少なく、現地ユーザーからのレスポンスもわかるため人気が高いとのことです。
双方のイベントともに、日本と台湾、アジアの“ものづくり”というキーワードで人々が繋がり、それぞれの国どうしで草の根のコミュニケーションが生まれる土台になっていました。これからもずーっと続いてほしいです。
2025年6月のイベント予定もすでに決まっているそうなので、ご参考にされてください。
【2025年 Connect Asia in Taipei vol.13】
・2025年 6月 13,14,15日(金土日)
・会場:台北市 華山1914 東2ABCD
・題名:【 第7回 日本手作祭 】
詳しくはこちらのInstagramまで→Connect Asia
・
そしてとにかくこの、「華山1914」の施設が気持ちよく心地よく、ゆったりと散歩ができる最高の場所というのも大きいかと。
大きな樹木もそのままに、カフェやレストラン、セレクトショップなどがたくさんあって心からくつろげます。こんな場所が日本でもあって、アジアのクリエイターの方々とコミュニケーションが生まれれば、本当に最高だなーと思えます。
都会の木を切ってしまう場合ではないですよ、こうやって活かして欲しいな。