墨田区両国で「袋物博物館」と革小物ショップ、絶品コーヒーとトリプルで楽しめる「AZUMAYA」#2

こんにちは、川崎です。

今回は「AZUMAYA」さんのpart2です。→part1こちら

川沿いの素敵なカフェとショップを前回ご紹介させていただきました。

さて、もうひとつ東屋さんならではの施設として、カフェの2階には江戸時代からの革小物収蔵品を展示する「袋物博物館」があります。

2021年7月にリニューアルオープンした博物館は、東日本ハンドバッグ工業組合東屋とが所蔵する、江戸時代から大正時代にかけての貴重なアーカイブ約100点を展示・公開しています。

煙管(きせる)入れ、筥迫(はこせこ)、紙入れ、腰下げなど、現代の財布や革小物づくりに繋がる、細やかな技巧を間近で見ることができます。これこそ、江戸の職人の心意気!ですね。

江戸時代の筥迫(はこせこ)

女性達が持っていた“セカンドバッグ”のような存在でしょうか。ベルト部分と本体との柄が、キレイに合っているのにも注目。

煙管(きせる)入れ。竹を編んだ筒に煙管を入れる

この煙管入れも本当にさまざまな種類があり、本体のほうに煙草の葉を入れていたようです。

立体的な龍があしらわれた紙入れ

「近代的な機械やミシンもない時代に、精密なディテールに驚かれる方が多いですね。国内だけでなく、最近では海外からのお客さまも増えています。」と木戸さんは話してくださいました。

特に、彫金の細工の細かさには本当にため息ものです。。

がま口財布はこの界隈でも長く作られていた形

「袋物博物館」の詳細は、こちらのサイトからどうぞ。

開館時間:平日 午後13時~16時
※上記時間帯以外でも在宅の場合はオープン予定。インターホンにて。
※土日は要予約となります。

住所: 墨田区両国1-1-7
電話番号:03-3631-6353
営業時間:9:00〜17:00

色々と見学した後は、1階の「MARUA CAFE」でぜひスペシャリティ珈琲を。サイフォン式で美味しい一杯を提供してくれます。

アイス珈琲などにはガラスストローがついてくるのですが、これは実は墨田区のガラスメーカーに特注で依頼したものなのだとか。

墨田区はガラスづくりが盛んなことでも知られているので、コラボレーションという点でもステキな試みですね。

左手前のコーヒーゼリーは、甘過ぎず辛党でもぺろり。アイスクリームまでが手作りとのことです。

「川の水面が見える場所でくつろげる、陽だまりのようなカフェを作りたいと思いました。少しでも多くの方に、袋物博物館を見ていただき、革小物に触れてもらえると嬉しいですね。」

と木戸さんは笑顔で話してくれました。

蔵前・浅草橋のお散歩から、隅田川を渡って少し足を伸ばすとそこはもう両国。川面を眺めながら、リラックスできるひとときをお約束します。