今年８月１２日に、本社のある蔵前にオープンした、株式会社高屋の直営「Arukan」ショップをご紹介。
すでにプライベートブランドの「ニュートラルグレイ」の店舗も蔵前にオープンしており、これで計２店舗になります。

「Arukan」は蔵前駅から徒歩1分の、大通りに面した路面店で約１４坪の広さ。全面ガラス張りで、解放感のあるファサードも印象的です。この秋からデビューを果たした新ブランド「Arukan F（アルカンエフ）」も同時に展開しています。

「以前本社があった場所からこちらのビルに事務所を移転し、１階が空いたため念願だったショップをオープンさせました。今回の新ブランド『アルカンＦ』とは、FutureとFoundationの意味です。
このコロナ下でブランドを再考する機会があり、アルカンが得意としていた、“織り”や“編み”のテクニックなどの技術力に改めて光を当ててみる試みとなりました。革の二次加工も得意としているので、そういった他ブランドがあまりやらないアルカンらしさを、もっとアピールする場としてこのショップをとらえています」
と、商品部の薄井さんのお話し。

オリジナルの織り柄のバッグや、レザーメッシュ、山ぶどうのカゴバッグなど、アルカンらしい個性的なアイテムが揃っていました。また財布のラインアップも充実させ、定番の光沢素材の型押しや、大きな斑のクロコ型押し、ドット柄など、印象的な素材感が目立ちます。

「今までのアルカンは、売場に対して“寄り添い型”のアイテムが多かったと思いますが、このショップではトータルで世界観を伝えていきたい。またこのリアルな場を軸として、今後はワークショップを実施したりギャラリー的な要素を加えるなど、街の“ハブ”のような存在を目指したいと思います。」とのことでした。今後のトライアルが楽しみです。

◆株式会社高屋（本社）03-5833-3034

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初出：フットウエアプレス10月号