11月7日は「にかわの日」

11月7日は「にかわの日」
1963年11月7日、日本にかわ・ゼラチン工業組合の創立総会が開催され、新たな一歩を踏みだしたことを記念し、日本ゼラチン・コラーゲン工業組合により「にかわの日」が制定されました。
ニカワ(膠)とは天然物を原料とする接着剤のこと。化学接着剤が発明されるまで様々な分野で利用されていました。エジプトのピラミッドから出土した調度品や美術工芸品からもニカワが検出されており、古代エジプト文明でも使われていたことが分かっています。また、ニカワの製造風景を描いた壁画も見つかっており、ニカワが当時の文化に深くかかわっていた様子が伺い知れます。
日本でも紙や墨の製造の一部としてもたらされた後に接着剤として寺社の建造に利用されたとする記録が残っています。ニカワが存在していなかったとしたら私たちは壮大な寺社や古代日本文学、歴史書等に触れることができなかったかもしれません。ニカワは現代まで人類の発展を陰ながら支えてきた縁の下の力持ちのような材料なのです。
そして現代、シックハウス症候群や化学物質過敏症が問題となる中、天然素材であるニカワへの注目が再び高まっています。ニカワは私達の暮らしに欠かせない天然素材として、これからも時代を超え幅広い分野で活躍していくことでしょう。(以上 日本ゼラチン・コラーゲン工業組合 公式サイトより)
サステナブルな にかわは注目したいですね。
11月7日はニカワの日! | 日本ゼラチン・コラーゲン工業組合 (gmj.or.jp)