2020年11月10日から12日、東京・丸の内「KITTE」東京シティアイにて「豊岡鞄コレクションフェア」が行われました。
日本有数のかばん産地として知られる、兵庫・豊岡。かばんの街から発信する産地ブランドとして始動した「豊岡鞄」が人気を集めています。
今回のイベントでは抗菌マスクポケットを備えた新しい生活様式に合わせた鞄や豊岡鞄の最新コレクションを発表。連日盛況でした。
フォーマルバッグの切り口として「お受験バッグ」を提案。社会人になって、冠婚葬祭に備えてお求めになることが多かったフォーマルバッグの切り口を変えて。
リモートワークをはじめとした働き方やオフィススタイル、冠婚葬祭の在り方の変化などを鑑みると、はじめてのフォーマルバッグ、きちんと感のある上質なハンドバッグを新調するタイミングとしての、「お受験」に注目したいですね。
この夏、始動した「豊岡財布」プロジェクトが、セカンドコレクションをお披露目。「折る、編む、縫う」という「手仕事」にフォーカスしています。
ミニマルなデザインが革の持ち味と手仕事の確かさを引き立てます。革を「折る」ことで、ふっくらとしたフォルムに。手馴染みのよさも特長です。
カードケースもラインナップ。ポケットに角度がつき、出し入れがしやすい仕様です。キャッシュレス派ユーザーには、クレジットカード類の整理ができるため、サブ財布的な使い方もできます。
「豊岡小物」ではマスクケースなど、ウィズコロナ時代にフィットするシリーズが登場。
小物のコーディネート提案が目を引きます。機能的な使いやすさはもちろん、カスタムする楽しさもうれしいですね。
「キコニアボイキアナ」ではビッグバッグが好評。豊岡の近隣、城崎温泉に実店舗があり、旅慣れたユーザーからの支持を広げています。GoToトラベルキャンペーンの影響から、国内旅行のニーズが高まる傾向をキャッチアップ。
ハイヤー、タクシーを利用した、密にならない移動も増え、ドアトゥドアで自ら長時間持ち歩かないことを想定すると、大人世代に向けた重厚感のあるバッグに新たな需要がありそう。
ブースで立ち止まるかたも多く見られました。フィジカルディスタンスを保ちながら、商品説明をはじめ、丁寧に応対。ものづくりの魅力がおひとりおひとりにしっかりと伝わりました。
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「豊岡鞄」https://www.toyooka-kaban.jp/news/271/
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(初出:一般社団法人 日本皮革産業連合会ホームページ公式ブログ「欧米ブランドに負けていないぞ」)
http://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/